★「カメラを止めるな!」(2017年)。嫌いな映画だった。だから、思ったより傷ついている。★シネ??フィル?っぽいひとびとの言う「もつ/もたない」という言葉遣いを聞くと胸にさっと影がさす。これだけじゃ画面がもたない、シーンがもたない。とか。そう…

★去年携帯電話を替えてからアズールレーンをずっとやってました。面白くはないです。ラフィーはLv.104くらいまで上げた。★もう例のゲームを引き合いにだしてなにか語ること自体双方によくないと思うんですが、黙秘でやりすごすのも不誠実に思えてしまうので…

「ザ・ブルード/怒りのメタファー」「デッドゾーン」

デヴィッド・クローネンバーグの映画にいる役者は誰もが「打ち解けない」顔をしている。少なくともある時期までの作品のなかではそう思う。なにかが起こる前から、すでに役者たちはコクーンや粘膜の巣から救出されてきたばかりのような顔をしている。俗悪に…

★私がこうしてまだここでかいている理由の大きなひとつは、みんなにも日記をまたかいてほしいから。日記ツールを使って。余計なお世話なのも。卑しい期待なのも。承知の上で。でなければどうしてかいていられるだろう、そんな高望みもなしに。日記をかくよう…

★公園のトイレで寝たことがあります。横になってです。知らない町のアルバイトがやってられなくて。でも帰りの電車賃もなかったので。朝がくるまで秋の寒い風をしのげそうな場所をほかに知らなかったので。タイルに直接身を……のは抵抗があったのでトイレット…

★「実験的」というときの「実験」という言い方にはけれど、頷けない。関係者以外(id:nand)が昔突っぱねていたように実験的などという言葉は「しゃらくさい」。そして困ったことに私がその方角に足を向けたくなったり眼でさらいたくなるものは、自称でも他…

★『ジゼル・プラシノス』(鈴木雅雄)その第六章に「実験的エクリチュールの方へ」という小見出しがあった。この「方へ」が「彼方へ」とはけして綴られなかったことには本書に即しても、絶対に意味がある。こんな小見出しだからこそ、だ。60年代でも70年代で…

★「怒られるのが怖くて言い出せなかった・・」という言葉は今もって、救われてなどいない。管理不徹底や対応のミスから生じた事故・事件をめぐるニュースでそんな吐露が流れてくるとひとは、いや、怖いとかそういう問題じゃないでしょ、仕事でしょそれがあん…

「けものフレンズ2」2~3話

3話で「海」は早すぎる。画面の前の人間はそう危ぶみ、キュルルたちを乗せるモノレールはそんなことを気にとめない。 見たいのは、スケッチブックにキュルルが絵をかいているまさにその時間だ。それはキュルルが絵をかくひとだと知れたときから抱いていた。…

「どろろ」(2019年)1~4話

視覚も聴覚も嗅覚も発声も奪われた百鬼丸というひとのありように対し、ナレーターが「だが、百鬼丸には生まれながらに視えているものがある。魂の炎、とでも言うほかない。重要なのはその色だった」と言葉を添える(2話)。その視えに対してでは画面がどう取…

★ムハンマド、我がお友達よ 世界に打ち明けるときだよ それがひとりの女の子であったということを君だってよく知ってる ベツレヘムに帰ってみよう そうあの宿命の日に 彼女が磔の厄介になっていたころにね 彼女は資生堂の赤いのを引いていて 私たちはその傍…

★叩きあう世界について。姦しあうメディアについて。愛国じかけの人形。餓え足らないジャーナリストたち。そんなものが早摘みの愛のすべて。ドラッグ問題もろもろ。アメリカぶりのことや。読み聞かせられる家々。ジンジャーブレッドの王宮。そんなものが早摘…

★とにかく我妻俊樹ほど「カチン」とくることを述べ続ける歌人はほかにいない。その、どの言葉を聞いてもじかな、こめかみが白くなるような強烈な反発が起こるのだけれどけして「イラッ」ではなく、カチンとくる、「かち合ふ」ということ。それは稀な言葉の他…

ほかのジャンルに対してはいくらでもナメて粗野な物言いができるもんだな、というのはよく思う。自分のジャンルと少なくとも同じくらいの厚みと展開と困難をくぐりぬけてきた歴史がよそにもあるとはなから念頭にも置いてなさそうな。それにかえって、粗野で…

ヨシヒコというプロレスラー戦士の存在を知ったのはいつだったろうか。この六次元殺法の使い手の試合を観ているといつでも感動してしまう。ヨシヒコにも、その、どの対戦相手にも。それを見届ける観客にも。組みあい、翻弄され、全身に汗をまとい、走り回り…

「ケムリクサ」1~2話(続き)

Twitterで監督がアップしていた「ケムリクサ」の前日譚集らしい作品を観た。こういったものを観ることが、いったいよかったのか判らない。自主制作版のほうは少なくともまだ観ようとは思わない。関係のあるものならなんでもコンプリートしたくなるという気分…

「ケムリクサ」1~2話

病と称されるしかじかの状況下にある者に、診断者がもし「あなたが今直面している《感じ》には原因がある。その原因とは研究の蓄積と現代の知見に照らし合わせれば、これである。こういった説明は、あなた本人ではけして知りえないし、太刀打ちできないこと…

「ヤマノススメ サードシーズン」5~13話

熱いコーヒーに振り回される6話を経て、10話ではアイスコーヒーと煎餅がおやつにでてくる。コーヒーにお煎餅、って……ゆうかは怪訝そうだ。「まあ、まあ。変わった取り合わせも結構合うものよ~?」とかえで。それにしてもアイスコーヒーなるものをひとはいつ…

「けものフレンズ2」1話

生まれる前から腫れ物扱いだなんてたまらねえよな。私は「けものフレンズ2」も「ケムリクサ」もたのしみにしてた。どちらの1話もよかったと思った。 子供のころテレビで「ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説」というドラクエのアニメがやっていて、モンスター…

「ヤマノススメ サードシーズン」1~4話

アニメ作品でばくぜんとこんなことが起こってほしいなあ……と思っていた出来事にいきなり迫られて泣いちゃう。思いなおすと、必ずしも私はそういうのを期待してきたのではなかった。ただ、観たあとで、ううん、こういうことがほんとうにアニメ作品で起こって…

疲弊しきってお金がないひとが買いに行く服屋はユニクロでもしまむらでもないです。ユニクロやしまむらより服の値段が安い大型リサイクルショップでもないです。そこが判ってないと思います。お金がなくて疲弊しきっているひとが買いに行くのは、自分の家の…

今日の日記の後半に載せたものは去年6月にかいて未公開にしておいたもの。 ところで「早送り」と「複窓」(べつべつの動画再生ページを複数立ち上げて同時に鑑賞すること)とでより強く抵抗感を引き起こすのはどちらだろうかと、動画配信を観ながら考えるこ…

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★仲田有里『マヨネーズ』 ★平英之「絶対に許してもらえないような灰色のゼブラのために(あるいは、英語のthe worldが日本語の頭に到来することについて)」(TOM、http://urx2.nu/P550) ★服部真里子「私の前衛短歌」(未来短歌会の2018年1月号時評、http:/…

生きている相手に聞かれる可能性が少しでもあるのは、その相手が生きているうちだけ、ということをまだよく呑み込めていないひとたちがいる。その点で、生きてるうちに言ったほうがいい、という我妻俊樹に同意している。くじけかけるように、同意している。…

ひとを名で呼べなくなるとき、というよりむしろ呼びすぎているとき

「バルーフあるいはベネディクトゥス・デ・スピノザ」と呼ぶなら、「クロード・カーアンあるいはカアン」と呼ぶべきだし、「皆川」と呼ぶなら「カヴァン」と呼ぶべきだし、どちらかに徹すること。時と場合によるし、表記についてはアカデミックな慣習もあっ…

「 恥じてはいるが変わらない男たち("What of these men who are shamed but do not change? ")」 metalriot.com Knaaves。ブラッケンドハードコア、ネオクラスト周辺でまずは歓迎されそうな音ではあるけれど獰猛さはキープしつつも、ぐなっ!と急に折れ曲…

収入がない・情熱はある「飢えた若いひと」と「法」とでは前者がつねに優先されるべきだと私などは思っているので、そして現状「法」はまったく力になっていないしケアもされようがないのだから、音楽にせよゲームにせよ、違法に聴きプレイする行為について…

音楽のあとがき

あとがきとかライナーノーツをかかずにいられたなら、かっこよかったろうなと思います。作品をなにも言わず投げだすクールさには今もあこがれつつ、これくらいのわがままはゆるしてやろうか、と自分に思えたので軽くゲームのBGMについてそういうのをかいてお…

アデライトの花1巻(TONO)

アデライトの花 1 (Nemuki+コミックス)作者: TONO出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2017/02/07メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る うーん模写しちゃいたい。やっぱりさあとナレーションのフォントがいいんだよね。でもやっぱ絵を写し…

ある時期までは私も単純にこう考えていた。かきたいものごと、話したい話題べつに、アカウントを分け、自分の名前を増やし、すきなだけ分裂すればいい。この誘惑は今もつきまとっているし、ひとがそうしたしかたで自分の複数性とつきあっていくことにはもち…