日記

車のドアをガコガコいわせながら電話で鍵がどこかにいってしまったらしきことをとても陽気に話してるひとがいて救われました。今ぱっとまとめてしまいましたけど、ほんとうはよく聞こえなかった。「鍵をなくしたことにあまり疲れてないひと」を日々欲してい…

にらめっこじゃ相手にならないメモをかさねて毎日です。メモであれば「なのだ」も使える、「である」だって使える。だけどこうしてこんな散文に飛びこんでかこうというときは、せめて、なのだ・である体に抗したい。抗したいって言葉の意味はつまり、負け気…

有償ってことについては何度も考えてて。自分の作品は全部フリーでばらまいてきた訳だけど、こだわってるんでもないと思うんだけど、あとこれからどうなるかは私だって判らないし、だけど。それに無償だフリーだって言うけどそもそも私が公開してるのインタ…

葬式で実家にいる間、撮ってきたもの。 ・誰がこんな風に貝殻を幽閉したのか知らない。畑の土をひっくり返していて、あるとき貝がそこらじゅうに埋まっているのに気づいた。貝塚!と興奮したけれど、肥料として砕いて埋めただけという可能性がすぐ浮かんで(…

チャット欄を見ているとよく判る通り、「~は草」「~すこ」とか、誰もが使えるスラングにこそ逆説的にも自分の発作的で一回的な思いが最もよく伝え渡せる、ということを(インテリの説教など爽快に無視して)みんなよく知っている*1。ということは『タルブ…

反嫌煙の言説で目立つものに「日々街中を走り回る車の、害悪においては副流煙の比ではない排気ガスを見逃しておいて……」というのがある*1。この理屈は、私の印象としてはどうしてもあとずさったところからの疲れある抵抗に見えてしまうし、これに対する嫌煙…

一番すきな鳥はスズメです。一番すきなものと毎日どこでも会えるのは「不健康なこと」なんだろうか。遠いものへのあこがれが、今そこにいたらおかしい?

養蚕の映像をぼんやりとした理由で見た。主にふたつのことを思った。そのうち一段上階にあたる欲望を受け入れた上で、そこからもう一度私は降りた。必要に思えたから。……成長の区切りごとに蚕の幼虫は、糞の量が変わるのだという(成長時期ごとの個体べつに…

私、たとえば納豆が食わず嫌いだけど(嘘。子供のころ食べて嫌いになっただけ!)、ひょいっと今眼の前にだされたらあまり躊躇なく食べちゃいそうな気がする。時と場合によるとかたぶんそういうことじゃなく。気分の問題でもなく。「納豆が嫌い」から「納豆…

今日はなにについて日記にかこう、ってたのしみが一日の早い時間にあったと思います。今日も日記がかけることがひとつの恃み、をこえてたのしみでありえた。いつも有効に使えたことなんてなかった「ルーズリーフ」に黒板の字などを義務的にメモしてるときも…

その年に発売された国内盤CDの情報が網羅されてあるCD年鑑というのがあった。今も出版されてるのだろうか。年鑑は電話帳とかそれこそ「ゼクシィ」くらい分厚い、重いもんで、それは私が住んでいた秋田県の町、通学路沿いにあるN書店という小さな本屋さんにも…

『聖なるもの』続き

オットーは人間の感情において後成説を退ける(感情に遅刻者はいない)。また、オットーは変化論も退ける(感情に成り上がりや破産者はいない)。感情は人間に対して、信仰のスピーチで言えば:目覚めているか/いないかだけ、地層のライティングで言えば:…

パズルと貪婪

言いえないものを語ろうとして絶食的にやせ細っていく手がある。レヴィナスの手を誰かが想像でなく思っているようだ。いや。エマニュエル・レヴィナスの『実存から実存者へ』はそんな絶食とは正反対のことを希求して……それでも語りが向かうべき対象ならざる…

心霊研究(自分でも信じられないものを語るには)

長尾天さんの論文はエクトプラズムとかウスペンスキーのような同時代の「キワモノ」「オカルト」とシュルレアリスムとを思い切ってででん!と同じ土台に載せてしまう文にいいものがあると思う。というか私がすきです。・「ロベルト・マッタとP.D.ウスペンス…

ないとうさん。ないとうさんが「かえみと」について語ってくださるのなら、そのときは私も読者のひとりにいるつもり。いつか読ませてくださいね。風のうとましさも、あたたかさも、知っているひと。

そっとボイス、と私が聞いたもの

それにしても、Sotto Voce(ソットヴォーチェ)という言葉をひとはどこで知るのだろうか。金色のコルダ? イタリア語の辞書? 私はこのつつしみある言葉を、個人ページのリンク集、その紹介コメントというものから知ったようだった。思い違いをしていなけれ…

誰もべつにある時期までのorangestar(はてな)のように日記をかかなくてもよいのだから、というなにか……。でも箇条書きという日記にとって不名誉なだらしなさを今日はゆるしてほしい。 残雪の『黄泥街』が……。 https://www.amazon.co.jp/dp/4560072191/?col…

おそらく高校生のころに中耳炎を治療したなごりで、私の鼓膜はそれ以来、自由にへこんだりふくらんだりすることができるようになっている。他人と話したことがないから自分以外のひとにとってはどうなのか判らないものの、私にとって鼓膜は、指と近いくらい…

私の住んでいる部屋は囲碁教室と接している。そこからは老人男性の講師が吐きつけるように大声で教え諭す声……ほとんど怒鳴りつける声(「駄目! 駄目!」)……老人たちの近況報告、笑い声、ときにいがみ合う声(「警察を呼びますよ!」)………がひっきりなしに…

かく場所がここしかなくなって半年は越えたでしょうか。はかなさや移ろい、見過ごされてもかまわないことをかきとめてしまうこと、それを眼にとめてしまうひとがいることの強度といったものはTwitterの側にあるとあらためて思うし、私の依拠してる日記サービ…

伝記を読む限りでは、ドゥルーズは家族持ち、異性愛者の家族持ちです。ガタリにはそれなりにいろいろあったようですが、これも伝記を読む限りでは、普通の異性愛者の範囲におさまっています。精神分析的に見るなら、二人とも、オイディプス・コンプレックス…

💪('ω'💪) 💪('ω'💪) 💪('ω'💪)

夜勤とは名ばかりで実質朝の9時まで、つまりコンビニの最も無惨な時間帯に向かって明るい羽を広げていく……。もう同じコンビニでそんな風にして10年以上働いてしまっている。この「しまって」という過失表現に私が今ここで込めているあらゆる念を他人が知る必…

日々に忍び入り、浸透し、かき消えていく背中を淡くも追うようにキャラクターについて案じられたら私もどんなにいいだろう……と思い、たとえば「おばけと魔法と」のあの幸福そうな開発日記さえ愛しつつ、そういった経験はついに自分には訪れなかったと言えま…

いいゲームシステムを思いついたのでしばらく練ってみようと思います。向いてない筈だけどやった、みたいな部分は欲しいなあ……というか、「そういうジャンルのゲームつくるならべつのツール使ったほうがいいんじゃないか?」というのを向いてない環境で無理…

『カレル・タイゲ ポエジーの探求者』(阿部賢一、水声社、2017年)

《シュルレアリスムの25時》シリーズ第一期を告げるパンフレットは、クロード・カーアンのミラクルなポートレイトによって扉をひらかれてあった。そして今も持続中の第二期ではカレル・タイゲのコラージュ作品が採用されている(「コラージュ No.353」、1948…

ちょっと休んでから次のゲームに取り掛かれたらと思います。スクリプトのかきかたをおぼえてるうちに、ということでもあるんですが……とにかく最初のゲームをひとりで面倒みれて、公開できて、気持ちがちょっと上向きになったので。ほんとはダンチェ~より先…

ある時期までは「疲れた」と自分が口にしてしまうことさえ嫌で、いわば「疲れた」を懸命に抑圧していた(抑圧の定義上、意識的に行えるならばそれはもう抑圧とは呼べないではないか、というのはたしかに)。だってくやしいじゃないか、疲れたとか言うのは。…

ダンス!!!

ゲーム用の作曲と録音がぜんぶ終わったので九割終わった気分。疲れた!!! でもやった!!! OSTつくってささやかに自分をお祝いしたいです。youtu.be そのうちの一曲。

声にはならない言葉(私の心霊写真に起こること)

自分にとっての「よすが」のひとつは、間違いなく、心霊写真のムックで眼にした「姉さん」という文字が浮かび上がった茨城県にあるアパートの写真だったと思う。私は小学生で、90年代のカラー写真は薄汚かった……。その写真も薄汚かった。話自体は有名なもの…