日記

つまり読み手からの援護を請わずにかいていける場所を探したかった。あの手この手を尽くしてひとは書き手を援護できてしまうものだし、書き手も自分が読者から援護されているというサインをそこここから発見したがってしまうものだから。その上で読み手を意…

やっぱ作りきんねーとだめだよな!!!!!!!!!!!!! キャラクターやおはなしに対してどう働きかけたらいいかわからなくなって、もう、こんなこと……と思って眼を閉じかけていたのに気づくとゲーム制作を再開してしまっていました。リリースできるよう…

そのありようにおいて、「道徳」と「倫理」とはむしろ敵対関係にあるものだといつからか理解するようになった。結果的に両者が一致する日があるとしても、道徳と違って、倫理は次の日まで自分が生き残るとは考えない。道徳と違って、倫理は紙にかいて誰かに…

私がかいているこの場所のアドレスのうちにblogという文字列があるのをいまさらのように不審に思っていた。私「も」ブログを嫌悪していたからだ。今、誰かが、時代錯誤……!と私に耳打ちした………。そうかも知れない。自分が今もかいているこの場所やここの文を…

クーラーの配管が限界だったようで水漏れしはじめたので、昨日おとといは応急処置でダクトテープ巻いといて、今日はちゃんとドレンホースのつけかえをした。管は全部玄関の上の丸い穴を通って内から外へでてるのをあらためて見た。捨ててない靴とか箱を乗せ…

本質主義に根差した友情観、「本来仲良くできる筈がないコミュニティの人間同士なんだ、お前らは」っていうディスクールの型はだいたい『少年たちの四季』(我孫子武丸)にでそろってたと思います。私はずいぶん前に本を手放しちゃったので孫引きしとく。 「…

時間をかけて考えた企画をろくに見もしないで「雑ですね」と切り捨てられ。 「雑」という言葉自体が雑だなと感じて、以降ちょっと怖くて使えない。それまで 自分も「何かつまんない、どうしたら良くなるかは分からないけど、多分推敲する 時間が少なかったん…

市役所に行き、話をつけてきました。簡単な帰結:「あなたは貧者であるから、我々はあなたからもう取り立てようと思わない。しかしあなたが貧者であることをやめたとき、我々は取り立てる意志を再燃させるであろう」

数十万円分の国からの借金で令状が来たのでぼーーーー。健康保険代が払えなくてってあまりにひとの世にあることすぎて面白いけどすごいよね。話してみるけどどうなるのか判んないな。もういろいろ。かくものはどうにかして残したいけど、ていうかそもそもそ…

聞きたい声だけが

孫引きになるけれど、ミシェル・シオンは「映画では登場人物が遠くにいるのに声はすぐ近くに聞こえることがよくある」というケースを引きながら映画論をかいていたようだ。たしかによくあると思う……ぱっと今、思い出せないんですけどね、というやつだ。代わ…

帰宅して毎日二本づつ映画を観てる。映画を観るのがただたのしいと思う。映画コンプレックスの私が……。こういう日が訪れるとは思わなかった。これは、予想できなかった……。 シャマランは「サイン」「シックス・センス」「アンブレイカブル」「レディ・イン・…

「ヴィジット」(M・ナイト・シャマラン)を観た。シャマランというひとの映画は一通り観てみたく思った。 女の子と男の子が外でごっこ遊びみたいなことをしていた。宇宙人によってこのへんは汚染されてますとか悪い電波~~~とかポンポン胡乱なことを女の…

昼の月がだいすきだ。いつからだったか、とにかく……昔から。ただ、テレビも、友人も、家族も、それについてくちをつぐんでいたし、私もなんとなくためらわれてずっと訊けないでいた。夜見えるのだけでなく、昼の空に骨みたいに透けてるあれ「も」月なんでし…

「宇宙よりも遠い場所」4話まで。どこから語ってみたいだろうか。高橋めぐみというひとがそもそもこのアニメに籍を置いていてくれたところからだろうか。白石結月のドアがノックされる、夢よりも「嘘みたいな」音のまわりに非常招集された出来事群からか。キ…

コンタクトを外すと、コンタクトがあらわれる

マンガのなかでキャラクターはなにを見ているのだろうか。そんな問いをマンガ研究のなかから見つけたりする。逆に言うと、キャラクターには「見えていないもの」として扱われるものがあるのだという。 たとえば、フキダシやコマを縁取る枠線、多くの漫符や象…

両手いっぱいに、と修飾できることの幸せさでした。 アニメ「ゆるキャン△」第3話(「ふじさんとまったりお鍋キャンプ」)まで。3話ってまあ、いろいろときめく思い出ありますアニメでは。それは措いて。 各務原なでしこさんが籠を抱えてる絵ですね。鍋やるべ…

影響関係を実体的に取り出す必要はないという立場はありえる。ありえるというより、ほとんどの人間はそんな風だろう。誰それのなになにからはしかじかからの影響を感じるとか、自分は誰それからの影響を受けてきたと思うとか。そういったものは機能主義的に…

反復可能な芸術作品の存在論とまばらなメレオロジー唯名論(西條玲奈、2014年)https://ci.nii.ac.jp/naid/500000925017/ ある芸術作品は、歴史を通じて、音楽であれば演奏されたり、演劇であれば上演されたりする。ときに演奏者や役者、舞台をかえ、脚本を…

美少女を発見する美少女が私はすきだ。四月でも九月でも。美少女に出会う美少女、美少女を見い出す美少女がいると思う。艦これで、私は天津風にそれを見ていた(pixivに載せてあるSSではそのあたりの機微を伝えることはたぶんできなかった)。 「ぽんぽこ24…

題、挿話をひとつづつ思い出しました。だからここに置いていいね? 「私なんか忘れますよ」。これは題。甘い恨みは「私(のこと)なんか」と補う。「彼は、私が彼のことを忘れてしまったと思っている。だが……」。これは挿話。「彼のこと(など)」と補う。あ…

「この街にも今日一日、通行人の誰からも眺められなかった場所がある」ことを私はよく思う。自分の部屋の窓の外を気にしながら。一日の終わりにでさえなく。眺められなかった、という過去形を使うのに躊躇はなく。朝から起きて隣のマンションの庭を箒で掃い…

「語り」がある。それはいい。しかしそこから「語りがあるならその語り手もいる筈だ」という信念がついてくる。言い換えれば「語り」は必ず「誰かの語り」として受け取られるのだとも言われる。ひとにはそもそもなにかを「語り」として受け取ってしまうとき…

マンガのなかの手紙、マンガのコマのなかで読者にも読まれる手紙、というのはひとつの決定的な主題選択のような気がする。三浦知志が「『中間領域』としての手紙」という論文でかいてくれているのは、まさにマンガに登場する手紙という物質についてだった。 …

ここ数年つきあっている症状であるけれど、首を動かすのが困難になる時期があり、ベッドから容易に起き上がれない。四肢は自由でありつつ、その自由さが起床に対してなにも寄与しない、ということは清々しいだろうか。そうかも知れない。頭が持ち上げられず…

アパートについて。各部屋の玄関のわきの壁に外灯があって夏は蜘蛛が巣をつくっている。蜘蛛について。怠惰なときは立てかけてある傘をとって、巣をワイパーのように除去してしまうけれど、そのへんに細長い紙くずがあるときは蜘蛛の巣をゆっくり揺らすのが…

信号待ちをしていて、民家の植木鉢の葉にとまったり飛んだりしている蝶がいて、じっと見ていると思いがけないことに犬……あるいは猫の動きそっくりだと判った。蝶は犬や猫に似ていると判った。蝶の興味の対象はこの場合、葉であるけれど、興味の対象にしばら…

肘の内側を見つめていた。自分のからだを眺めるのはすきだ、飽きない。肘の表面は発泡スチロールに似ている。とくに腕を伸ばしたままだとブロック状の皮膚が両極に引っ張られて、縦のすじの細かい密集体として眺められる。レッドグレープフルーツの肉色がき…

わがままハニイホリック(1)(少年チャンピオン・コミックス)作者: みなもと悠出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2018/01/05メディア: コミックこの商品を含むブログを見る 女の子対男の子のラブコメということでは、2018年、私はこれです。わがままハニイホリ…

軍資金という言い方が甘美に思えたことはたしかにあった。まだお小遣いが私の家計を司っていたころ。中古CDの売買の繊細さに財布の中身のいっさいがかかっていたころ。そういう言葉の上でのつまさき立ちはほかにもたくさんあって……今はそれひとつ、軍資金、…

訓練。教育。そう言えるようになるまでの。食べたい。眠りたい。なになにがしたい。なになにをやめたい。やめたい。皮膚をはがしたい。とりわけて頭皮を、顔の皮を。ピンセットで下水の髪の毛を十字型の鉄枠からつまみあげて缶詰の中に暗く拾っていたい、い…