ミシェル・ファルドゥーリス=ラグランジュ宛てのアンドレ・ブルトンの手紙(1947年)の結びに「残念ながら、変わらぬ友情とともに。」という一言を見つける。雑誌への寄稿を断る文面であるゆえに、この「残念ながら、」はそのことに向けられている。そして「変わらぬ友情とともに。」はと言えば知人・友人間での儀礼的なフレーズであって、それがただ一息にひとつの文にここでは述べられているにすぎない……と心に落としどころを与え、納得させることはできそうにない。残念ながら、変わらぬ友情とともに。