「あの子よっぽど疲れたんだろうね・・・」と大人の声が向こうのほうから聞こえてくる。スキーから帰ってきて居間でごろんとしてうとうとしていると・・・。
自分のことを噂されながら眠ること 屈辱やみじめな気分と。だけど、私がこんなこと考えながら眠ってるなんて知らないでしょ?と心のなかで張り合って、競り勝ったような気持ちでいたこと。

同人誌を抱きしめて一晩眠ったというひとのこと。自分のつくった本か、誰か大事なひとの本だったのか、知らないけれど。本を抱きしめて眠った、というひとの、ぎゅっとなるような思い。